ALJ Myanmar CEO
濵口 健次 Hamaguchi Kenji
【略歴】福岡出身。2012年、ALJにキャリア採用で技術者として入社。能力が認められ経営戦略室社長補佐に就任。2014年留学情報ポータルサイト構築の為、ロサンゼルスにブリッジSEとして赴任。翌年帰国し、複数の事業部を掛け持つグループリーダーに就任。社員のキャリアパス形成に関わる。2016年、自らミャンマー出向を志願し、ALJ Myanmar co.,ltd.の統括責任者就任、翌年にはバイスマネージャーとして経営戦略含む総合ディレクションを歴任し、2020年7月、CEOに就任。
ALJ DXTech CTO
福嶋 将 Fukushima Sho
【略歴】岡山出身。2017年、高等専門学校卒業後、新卒で教育系通信販売を行う大手企業の子会社にエンジニアとして入社。基板システムの改訂業務やAndroidタブレット対応のアプリ開発を行う。2020年2月、DX技術の普及とエンジニアの技術向上を目指し、有志によるITコミュニティーを代表として創設。瞬く間に数百人規模のコミュニティとなる。同年5月、ALJ DXTech株式会社設立、CTO就任、ALJのICT事業本部のマネージャーを兼任
大手企業を経験してからALJに入社し、現在子会社でCEO、CTOとして重要なポストに就いているお二人に、その経緯とALJについてお聞きしました。
-まずは、ALJ入社までの経緯を教えてください。
濵口 専門学校を卒業後、大手のIT企業に新卒で入社し、三年間勤めました。その会社では同じプロジェクトにしか関われなかったこと、他の業界に興味が出たことで、IT業界から一旦離れ、三年間フリーターとして様々な業種を経験しました。その結果、やっぱり僕にはIT業界が向いているなと感じ、再就職したのがALJでした。
当時のALJはゲームアプリの研究開発もしていたので、アプリ制作に挑戦できると思ったのが入社の理由でしたね。
福嶋 私は新卒で地元岡山のSI企業に入社し、三年勤めてから、今年ALJに入社しました。前職では教育系通信販売を行っている会社の基幹システムや物流の改定作業をし、途中から東京に移動し、アンドロイドのアプリ開発など様々なプロジェクトに挑戦しました。なので、業務内容には満足していましたが、自分の思い描くような出世はそこでは叶いそうにないなと感じていたところ、ALJ Education Plus(以下、ALJEP)の山本社長に釘嶋社長を紹介していただき、お話を聞くうちにALJはエンジニア以外でもスキルの幅が広げられそうな会社だなと思い、ALJに入社することを決め、今年の5月からALJ DXTech(以下ALJDX)のCTOに就任しました。
-山本社長の紹介とのことですが、どこで山本社長と知り合ったんでしょうか?
福嶋 山本さんはIT教育を扱う子会社の社長をしながら、実際に登壇もしていらっしゃいますが、私の新卒入社時の新人研修に岡山までいらしていたことがきっかけでした。私は学生時代から漠然と起業したいという夢を持っていました。山本さんと名刺交換をして、東京で社長をしている人だということを知り、東京の話やどうやって社長になるのかなど、いろいろな話をするようになりました、そこから三年ほど連絡をとっていて、DXの会社を立ち上げると聞き、挑戦したいとお話ししました。
-三年も前からお付き合いがあったんですね。
山本社長は落ち着いた方ですが、慕ってついてくる人が多い印象です。
福嶋 山本さんは一見おとなしく、主張するタイプではありませんが、計画的で頭脳派なところに、憧れがあります。皆、そんなところに惹かれるんじゃないでしょうか。ALJDXの話をしていただいた時に初めて釘嶋社長とお会いしましたが、釘嶋社長は山本さんと正反対で熱い人です。DXの新会社を起業する理由や将来的なビジョンを熱く話してくださったことがすごく印象に残っています。お2人のバランスはとてもいいと思います。
濵口 釘嶋社長はトップセールスマンだったので、パワーのあるトークが得意ですよね。お客様への最後の一押しを決めてくれます。真似しようとしてもなかなかその情熱を伝えられるものではないし、人に好かれる力も持っていて、釘嶋社長だからこそ獲得できたお客様は多いと思います。
-そうですね。採用面でも面接で釘嶋社長の会社に対する熱意に共感し、入社を決めた社員は多いです。
さて、お2人は大手企業からベンチャー企業のALJに転職したわけですが、どんなところに違いを感じますか?
濵口 一番感じるのは、大企業には無い柔軟性ですね。大手にいた時は、大卒と専門卒の差を大きく感じました。自分で言うのも何ですが、僕は、大卒、専卒入り混じった同期の中でも一番成績が良く、入社二年目で後輩の教育を任されたのですが、大学卒の後輩より給料が安かったんです。その理由を聞いたら専門学校卒だから、との答えでした。直属の上司は上に掛け合ってくれましたが、結局会社の給与ルールを守ることになり、二年待ってくれと言われがっかりしました。ALJでは、働いていく中で評価され、給与はどんどん上がっていき、先輩を抜いて社内で一番給与をもらっていた時期もあるかもしれません。ALJは実力で評価される会社だなと思います。
福嶋 ALJに転職して、ラフな服装で出社していいところがいいと思います(笑)。
前職では、仕事は安定していましたが、技術の幅が狭かったので技術力は伸びないだろうなと感じていました。新しいプロジェクトがあっても挑戦できるのは一部の人だけ。でも、ALJならいろいろな案件をお客様からいただけるので、技術者としての成長が可能です。自分で考えて、自分で動いて仕事を取ってくることもできるし、エンジニアとしても、それ以外の面でも成長できるチャンスはたくさんあります。仕事も、給与も大手との違いは多いです。ALJDXのCTOのポストを与えてくれたのもALJの実力主義と柔軟性ならではだと思います。
-ALJでグループ会社として起業する魅力を教えてください。
濵口 やっぱり、一番は本体のリソースを活用できることが一番大きいですね。
福嶋 そうですね。子会社としてゼロから起業するリスクなどを考えるとすごくありがたいです。
濵口 僕は、当初から社長を希望してALJ Myanmar(以下、ALJMM)のCEOになったわけではなく、海外勤務経験があったから声をかけられたっていう流れですね。釘嶋社長のお客様がロサンゼルスにいて、そのシステム開発のためロスに一年半滞在し、ブリッジSEとして本社とやりとりをしていた時期がありました。日本に帰国後、ALJMMから出来上がってきたものの品質チェックを担当していたのですが、どうにも納得できる品質で上がってこない。どうすれば改善されるのかと疑問に思っていた時、直接ミャンマーに出向いてみて、これは自分で改善したいなと思い、釘嶋社長に申し出たことがきっかけでマネージャーからいつのまにかCEOになっていた感じです。今ではだいぶ改善されて日本でも通用するレベルのものが仕上がるまでに成長しました。
-その経験から来年立ち上げ予定のALJベトナムを濵口さんにという話にもなっていますね。
濵口 そうですね。ベトナムは文化の違いがあるので試行錯誤も必要かもしれませんがALJMMの経験を生かして、もっと早く成功させる自信はあります。
-グループ会社同士の協力関係はありますか?
福嶋 ALJDXは設立されたばかりなのでこれから築かれていくと思います。ALJやALJMMの教育をALJEPが担って、ALJEPが使う教育コンテンツをALJDXが作ったりするのもできたらいいかなと思っています。そうやってお互い補ってゆくことができると思います。
濵口 僕は、これから流行る技術をALJDXにアンテナをはってもらって、将来的にはミャンマーにDXチームを作ってもいいかもしれないですね。最新技術をグループ内の海外リソースでできる環境を作れたら強いなと思っています。
ーそれぞれの会社で今、目指すところはどこですか?
福嶋 まずはALJ社内のDX化。DXって"デジタルトランスフォーメーション"の他に"デベロッパーエクスペリエンス"という意味があります。"デベロッパーエクスペリエンス"とは、開発者にとって快適に働くための、高速な開発環境や文化、組織、システムを指します。まずはそれを社内で成功させたいです。そこから社内情報システム部門が無い企業への技術の提供をし、持続性のある事業を行うためのITを提供できればと思っています。
濵口 そうですね。ALJ内でDX化できる部分がいくつもあると思います。つい今だけを見てしまいがちだけれど、先のことを考えてITをしっかり導入していきたいですね。
僕の目標は、ALJMMが日本でも通用する品質のものを作れるようになったし、育ってきたリーダーたちもいるので、僕が抜けても会社が回る組織を確立し、僕が抜けた分の人件費を彼らに還元したいと考えています。あとは、最近アメリカのシステム開発の単価を聞く機会があったのですが、日本よりはるかに高かったです。僕たちだって十分品質が良いものを作れているんだから、今後、そういった海外の案件を獲得していけるようになりたいですね。お客様には高品質なシステムを提供できるし、僕たちには大きな利益につながりますからね。
-ありがとうございました。お二人の今後の更なる活躍に期待しています!
オフショア開発/海外人材教育/現地コンサルティング
ALJ Myanmarでは、JavaとPHPに特化し、Webアプリケーション開発を得意としております。
ラボ型や一括受託での開発を軸とした業務を行っており、ブリッジSEが駐在しているため日本との密な連携が可能です。 日本クオリティの低価格・高品質なサービスをワンストップでご提供しています。
https://www.aljmyanmar.com/
Mobile、IoT、AI、Cloud、FinTech、Bigdata等を用いた次世代デジタル(DX)技術開発
ALJ DXTechは、次世代デジタル(DX)技術に特化したシステム開発を強みとし、Mobile App開発を始め、IoT、AI、Fintech、Cloud、Bigdata等々、今後主流となるデジタル技術を主軸としたALJ Groupの戦略的専門会社です。ALJ Groupが長年培ってきたナレッジを基に、よりスピーディにより柔軟に、お客様のニーズにお応えいたします。
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