株式会社エーエルジェイでは、社員によるボランティア活動を積極的に支援しています。
その一環として、2024年から参加を開始した「サンゴ植え付けボランティア」。有志の社員が沖縄を訪れ、透き通った海と、そこで育まれる海を観察してきました。
この活動には、会社の福利厚生制度である「ボランティア休暇」を活用し、沖縄県恩納村でサンゴ保全活動を行っている「チーム美らサンゴ」のサンゴ植え付けイベントに参加しました。単なる余暇ではなく、自然に向き合う特別な時間として、多くの学びと気づきを得る機会となりました。
近年、地球温暖化や海洋汚染の影響で、世界中のサンゴ礁が危機に瀕しています。沖縄の美しい海も例外ではありません。サンゴは魚たちの住処であり、海の生態系を支える大切な存在。私たちはその役割や環境変化の深刻さを、現地の講師の方々から学びました。
午前中は、サンゴの生態についての基礎知識や、海洋環境におけるサンゴの重要性、そして現在の沖縄の海が直面している課題についてのレクチャーを受けました。普段なかなか触れることのない専門的な知識に、社員たちは真剣な眼差しで耳を傾けていました。
午後は、ボランティアメンバーが実際にサンゴの苗を植え付ける作業を体験しました。専用のウェットスーツに身を包み、船でポイントまで移動。インストラクターの指導のもと、安全に留意しながら一つひとつ丁寧にサンゴを設置していきます。
珊瑚の苗を海に植えるこの取り組みは日々改善を重ね、今の形になったそうです。「海の中には過去のサンゴ植えの試行錯誤が見られた」「植えるだけでなく、サンゴと共生する海中の生物をじっくり観察できた」と実際の海を見て学びが深まったようでした。
この体験を通じて、日常生活のなかで“当たり前”に思っていた自然の豊かさが、いかに多くの人の努力によって支えられているかに気づくことができました。
サンゴ植え付けボランティアは、社員個人の体験にとどまらず、企業としての社会的責任(CSR)やSDGsの取り組みにもつながる重要な活動です。
私たちエーエルジェイでは、こうした機会を「一部の特別な人のもの」ではなく、誰もが参加できる“文化”として根づかせたいと考えています。
その一つの仕組みが、福利厚生として導入している「ボランティア休暇」制度です。通常の有給休暇とは別に、ボランティア活動のために休暇を取得できるこの制度は、社員の社会貢献意識を支援し、企業として多様な価値観を認める姿勢の表れでもあります。
エーエルジェイでは、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを全社的に進めており、本活動もその一環です。
特に、今回のサンゴ植え付け活動は、SDGsの下記ゴールに深く関わっています。
環境を守ることは、遠い世界の話ではありません。社員一人ひとりが自然と関わり、未来を考えるきっかけを持つことが、企業全体の価値を高めていくと私たちは信じています。
海の中で小さなサンゴの苗を植えながら、社員たちは口々に「また来たい」「続けたい」と語っていました。こうした声こそが、企業文化の一部として、ボランティアや社会貢献活動が定着してきている証です。
エーエルジェイには、社会や地域に貢献したいと考える社員が存在し、その思いが少しずつ形になっています。
これからも、単発のイベントにとどまらず、継続的に・多様な形で社会に関わる企業であり続けるため、社員が自発的に参加できるボランティア活動の場を広げていきます。
沖縄の青い海に小さな苗を植えたように、未来に向けて、私たちも小さな希望の種をまき続けていきます。