2025.12.26 #SDGs

今年で「10年目」新宿三丁目美化清掃ボランティア

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年の瀬の慌ただしい空気が漂う毎年12月。私たち株式会社エーエルジェイは、新宿区三丁目エリアで地域美化清掃ボランティアを実施しています。
この活動を始めたのは2015年。私たちが働く地域に感謝の気持ちとして、そして企業としてできるSDGsへの取り組みを形にしたい――そんな想いがきっかけでした。
そして2025年を迎え、この活動はついに10年目となりました。

活動のきっかけと、私たちの想い

エンジニアの開発拠点である新宿区三丁目は、オフィスビルや飲食店が立ち並び、昼夜を問わず多くの人が行き交うエリアです。便利で活気ある街ですが、歩道脇の植え込みや道路沿いには、時折タバコの吸い殻やペットボトル、紙ごみが目につくことがありました。

「日々この街で働き、支えられている私たちだからこそ、地域の役に立てることをしたい。」

そんな社員の声をきっかけに、年末の業務納めのタイミングで帰社してくる社員みんなで清掃ボランティアを実施することになりました。最初はほんの数人の有志から始まった小さな取り組みでしたが、今では毎年恒例の行事となっています。

毎年続ける「年末の清掃」

この活動は、単なる美化運動ではありません。
私たちが大切にしているのは、「地域の一員として責任を果たす」という意識を持ち続けることです。

年末の清掃当日は、業務を早く切り上げ、社員が軍手をはめ、トングやごみ袋を持って出発します。寒風のなか、歩道の隅々まで目を凝らしながらごみを拾っていくと、少しずつ道がきれいになっていくのが目に見えて分かります。

10年間続けて感じた変化

毎年同じ場所を掃除していると、その時々の世の中の変化を感じることがあります。
コロナ禍の頃は、外飲みで捨てられたお酒の空き缶が目立った年もありました。ある年はタバコの吸い殻が特に多かったり、逆に「ほとんどごみが落ちていない」と驚くほどきれいな年もありました。そうした変化を肌で感じるたびに、私たちはこの活動の意味をあらためて考えるのです。
(10年目の今年はタバコが多かった印象です。)

SDGsの視点から

私たちがこの活動を続ける理由のひとつに、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献があります。特に「11.住み続けられるまちづくりを」「12.つくる責任 つかう責任」に通じる取り組みとして、街の環境を守り、地域と共生する姿勢を体現しています。

オフィスを構え、日々事業を営む以上、その地域社会に何らかの形で還元していくことは企業の責任です。清掃活動は決して大げさな取り組みではありませんが、弊社がボランティアを始めた当初から掲げるスローガン「できることから始めよう」を体現するもので、身近で、誰でも参加でき、持続可能な地域貢献の一つの形だと私たちは考えています。

これからの展望

10年という節目を迎えましたが、この活動はまだまだ道半ばです。
私たちはこれからも毎年、年末の清掃を続けていくとともに、他の季節にも臨時の美化活動を企画するなど、地域に根ざした貢献を広げていきたいと考えています。

さらに、清掃活動を単なる「義務」としてではなく、社員が誇りを持てる「企業文化」として育てていくことを目指します。
たとえば、活動の様子を社内外へ共有したり、社員の家族や近隣の方も参加できるオープンなイベントへ発展させたりと、より広がりのある取り組みを検討しています。

また、今年は西新宿の「ごみゼロDays」にも初めて参加しました。こちらのイベントへの参加も継続していきたいと思います。

おわりに

私たちがこうして10年間続けてこられたのは、「社会へ、地域へ貢献したいと考える社員」が存在し、その思いが毎年受け継がれてきたからにほかなりません。
清掃活動そのものは小さな一歩かもしれませんが、10年という歳月の積み重ねが、街の景色や社員の意識を少しずつ変えてきました。

これからも、地域の皆さまと同じ目線で歩み続ける企業でありたいと考えています。
私たちエーエルジェイは、地域に根ざし、持続可能な社会の実現に向けて、「できることから」一つひとつ取り組んでまいります。